2010-08-01から1ヶ月間の記事一覧

和歌の心と情景-15

15.近代短歌の世界 正岡子規 「歌詠みに与ふる書」 カンチョウロウカカイ 森鴎外 観潮桜歌会 明治40年 アララギ派 伊藤左千夫 斉藤茂吉 古泉千樫 明星派 与謝野鉄幹 北原白秋 吉井勇 石川啄木 木下杢太郎 心の花系 佐々木信綱 1.与謝野鉄幹 ロマン主義 明星派の特徴 ?…

和歌の心と情景-14

14.描かれた和歌 1. 和歌のアンソロジーと絵画 工芸品や陶器、着物などの使われている。 和歌を集めて一冊にしてものを和歌のアカソロジーという。 「小倉百人一首」 カルタは歌人の絵がかいてある。 全員の歌の作者がわかっている。 歌仙 歌仙絵 神社への奉…

和歌の心と情景-13

13.契沖と宣長〜和歌の文法〜 江戸時代の和歌の研究を紹介する。 1.契中 1640〜1701 国学者 武家出身 高野山の学僧 大阪の寺の住職となり古典、和歌の研究実作もした。 文献資料に基づく実践的な研究をした。 歴史的仮名遣の創始者 万葉集の注釈書 万葉代匠…

和歌の心と情景-12

12.六義園と和歌 和歌がテーマとなっている庭。今は四季折々に楽しめる公園となっている。 北村季吟がアドバイスし柳沢吉保が作った庭園。 北村季吟 「湖月抄」 源氏物語の注釈書 古典文化の第一人者であった。 本文、傍注、頭注 という画期的な構成。 古今…

和歌の心と情景-11

11.古今伝授の意義 古今和歌集は 尊重する和歌集 古典中の古典 古今伝授とは? 和歌の解釈,知識を師から弟子に伝授するに、その伝授を様式化・秘儀化したもの 古今伝授の始まり 1471年 1〜4月 三島市において (応仁の乱) 東常緑→宗禊 有名 権威主義が批判を受…

和歌の心と情景-10

10.南北朝時代の和歌 和歌史のピーク ?万葉調 ますらおぶり ?古今調 たおやめぶり ?新古今調 象徴的・文芸的 ?玉葉・風雅調 叙景歌 両統迭立 93後伏見 (北朝) 89後深草--92伏見 --95花園 京極家京極為兼 88後嵯峨 (南朝) 90亀山----91後宇多--94後二条 96後…

和歌の心と情景-9

9.歌人としての長明と兼好 「扶桑隠逸伝」の挿絵 鴨長明 方丈の庵に座る、板葺きの屋根、琵琶と琴と本の描写。 吉田兼好 門や塀のある家、読書している姿 徒然草13段 ひとり灯火のもとに文を広げて、見ぬ人を友とするぞ こよなう慰むわざなる。 のイメージ 1…

和歌の心と情景ー8メモ

8.将軍源実朝の和歌 兄頼家の跡をついで1203年第3代将軍となる。 1219年甥の公曉により殺害される。 家集「金塊和歌集」 賀茂真淵、アララギ派に絶賛された。 将軍であったために個性的な作品がある。将軍としての和歌 "時により過ぐれば民の嘆きなり 八大龍…

仲間がいた!

お盆の墓参りに家人の実家に行ったら、義姉も今年から選科生として入学したとゆう。仲間が増えた。

和歌の心と情景-6

6.西行の旅と和歌 西行の旅と和歌 死と生をつなぎ合わせるている → 「境界の歌人」 本名 佐藤義清 23才で出家した "惜しむとて惜しまれぬべきこの世かは 身を捨ててこそ身を助けめ" 鳥羽院が安楽寺院に行幸にお供をしたことが大きな意味を持つ 出家後の歌 "…

和歌の心と情景-5

5.伊勢物語と源氏物語の和歌 源氏物語和歌集 795首 京都散策VTR 源氏物語ゆかりの地 紫式部の墓、小野たかむらの近く "年暮れて我が世ふけゆく 風の音に 心のうちのすさまじきかな" 作者の心の内が表されている和歌 旅の歌 伊勢物語 旅と恋がテーマ 在原業平…

和歌の心と情景-4

4.王朝和歌と歌合わせ 平安時代から鎌倉時代までが最盛期 二首の歌の勝ち負けを決める競技 なぜこのような事をやったのか? 1.高陽院殿七番歌合 1094年、主催 藤原師(もろ)実(ざね)、場所 高陽院 (院政) ( 道長の孫) (大邸宅) 歌合は空間芸術 衣装、丁度、音…

和歌の心と情景-3

3.小野小町とその伝承 花と愛の女性歌人 「古今和歌集」905年 最初の勅撰和歌集 序文 "やまと歌は 人の心を種として 万の言の葉とぞ 成れにける" 六歌仙 遍昭 在原業平 文屋康秀 喜撰 小野小町 大伴黒主 歌人としての小野小町 僧遍昭とのやり取り(後撰和歌集…

和歌の心と情景-2

2.和歌の表記〜仮名古筆の世界 和歌の表記 和歌はどのように書きあらわされたか 1.万葉集---------万葉仮名 元暦校本万葉集 歌本文は漢字で書かれていた。確実な読み方が決められない 特性をもつ 平安時代になって 平仮名 行・草書体から生まれ和歌、私的な…

和歌の心と情景-1

1.万葉集の風景と情景 3人の歌人 「額田王」ぬかだのおおきみ 女性 "熱田津に舟のりせむと月待てば 潮もかないひぬ 今は漕ぎいでむ スケールの大きい歌、松山道後温泉付近の港 661年 百済の救援ために出征 斉明天皇の指揮 額田王の系図 天武天皇に嫁ぎ、十市…