2012-07-02から1日間の記事一覧

日本の古典 古代編 第十五回 王朝の光と闇 大鏡と今昔物語

十五、王朝の光と闇 大鏡と今昔物語 一、院政期の意味 摂関体制の弱体とともに院政が始まる。 王朝の最盛期への憧憬と伝統的なものへの回顧の意識が生じる。 二、大鏡 紀伝体の歴史 藤原道長の栄華を描いた歴史物語 参考 「栄花物語」 道長の権勢につくまで…

日本文学概論 第一回 文学はどうとらえられてきたか

一、日本文学をどう捉えるか 一、文学はどう捉えられてきたか 「日本国見在書目録」 891 藤原佐世 中国書物の一万七千巻の目録 「経」儒学の経典 、「史」政治経済制度等、「子」諸子百家のうち経に入らな いもの、「集」詩と文 に分類した。 「本朝書籍目録…

日本文学概論 第二回 紀貫之 文化基板としての和歌と散文

、二、紀貫之 文化基板としての和歌と散文 一二、紀貫之とその時代 醍醐天皇の御世 紀貫之 868〜945 日本初の勅撰和歌集「古今和歌集」の編者。 905年成立 二、歌人としての紀貫之 古今和歌集 の編集者であり和歌の作者、 仮名序 、1〜6j巻 四季歌 春上、春…