舞台芸術への招待第1回 舞台芸術の魅力 テキスト要約

第1回 舞台芸術の魅力 (テキスト要約)
舞台芸術とは
歌舞伎、人形浄瑠璃。能、狂言、現代演劇、古典演劇、オペラ、ダンス、ミュージカルなど
? 演じる人、歌い、踊る人 ? 見る、聴く人、 ?場 が揃っていて舞台芸術は成立する。

絵画との違いはなにか
制作過程     鑑賞段階   生み出された後作品
絵画 鑑賞する人が不要 作り手の画家は不要  美を保ったまま存在

舞台芸術 作り手と受けてが同時に存在する必要がある。 舞台、劇場などの場が必要。
                                 役つくりの観客の反応に合わせた微妙な調整

2.作り手と受け手
舞台は、観客が作品の創造に参加している。
絵画 誰が注文したかが重要。 レオナルドダビンチの例。契約した内容で描かなかった。

5.一体性
舞台は生き物。 同時一体性が舞台芸術の独特の魅力。

6.人と人のつながり
作り手と受け手は、双方向にまなざしを交わしあっている。
場にふさわしい身なりが必要。 場にふさわしくないと盛りがった雰囲気を壊してしまう。

7.人と神のつながり

舞台芸術は、人と神のつながりの場であった。

8.ギリシャ悲劇 語源的には 山羊の歌 コロス 合唱隊
狂乱と興奮のデイオニユソス崇拝から生み出された。
英語名 バッカス ぶどう醸造の神、成長と豊穣を司る神、音楽、文学の神
神と人間の一体化から生まれた芸術
国家の公式行事、悲劇の競演、費用は富裕層の市民が負担、
デオニユソス劇場 14000から17000人を収容する劇場
1週間かけて市民が通う。 古代民主主義の申し子であった。
国家的、公的、民主主義的、政治的であり、神との一体化に由来する超越的、宗教的なもの
であった。
9.舞台芸術の今日的意義
19世紀的、近代的、純粋芸術主義が陥っている限界を突破して、その本来の豊かさを再び回復
させる力を持っている。
舞台を見に行き、聴きにいくことによって<つながり>を体験し、実感し、共感し、他の多くの
存在と一体とななる、この幸福感こそが舞台芸術の魅了の根源である。
以上