芸術史と芸術理論-12
12. 19世紀美術 革命の時代
時代背景 18世紀末から19世紀で変革が起きた
仕事の場 18世紀まで 家で仕事をしていたが、19世紀からは 工場、オフィスの
設立と労働者の出現。 → 革命、世界が変わったので芸術も変わった。
(1)クールベについて
「石をわる人々」 大きな絵で労働者が描かれている 労働のつらさを表現している
社会主義的な絵画
「オルナンの埋葬」巨大な作品 ------- 無名の人間の埋葬風景。墓穴で冷厳な現実を描いた。
「画家のアトリエ」 巨大な絵 新聞の上の骸骨 既存の美術ジャーナリズムが死んだことを
表現している
「プルードンの肖像」
(2)マネ 穏健な社会主義者
「草上の昼食」
神話的な女性裸体贈ではなく街にいる普通の女性が裸になっているという衝撃的な絵を
発表した。
「オランピア」 現実いる女性がモデル、平面的な表現を使い3次元を表した。
「エミール・ゾラの肖像」
浮き世尾絵、屏風などの日本趣味は平面性の表現につながっている
「フォリー・ベルジェールの酒場」 --------- 堂々としっかりと存在する酒場の女性
森村泰昌さんの談話
腕が長くデフォルメされて、どっしり感がでている。 マネの酒場女への強い
共感があった。 対象存在を強めるためにデェフォルメした。
現代につながる時代を的確に表現している。
芸術はその時代の本質をとらえるものである。