芸術史と芸術理論-11
11.ロココ美術
「ディドロ」 フランスの思想家
ルーブル美術館
ウードンの作ったディドロの胸像
大きな知己的存在らしい顔。
第47室 ディドロの画家たちの部屋
美術批評家の部屋はここだけ
・ミシェル・ヴェン・ロー 「ディドロ」
かわらしすぎる絵なので、少し不満。 私は真理を愛する・・・
・シャルダン「オリーブの瓶詰」
自然の模倣ではなく、近づくと違うけど遠ざかると本物と見える。
・シャルダン「買い物帰りの女中」 ----- 風俗画と静物画のふたつの要素
・シャルダン「銀のコブレット」 -------- 銀食器に映る空気感を賛辞した
・グルーズ「村の花嫁」 ------------------ 宗教画の技法を風俗画に反映した
・グルーズ「こわれた瓶」 ----------------- 処女性を失った娘を象徴している。
・フラゴナール「ディドロ」 -------------- 生き生きとした姿。
・フラゴナール「音楽のレッスン」---------明るいエロチシズム
・モーリス・カンタン・ドゥラトール 「ポンパゥール侯爵夫人」
本人の社会的背景が描かれていることが重要。 百科事典が描かれていることは、
宗教者には異境的と見られていた。市民派の女性でその援護者であるとの象徴。
ミュウヘンの美術館
・ブーシェ「ポンドゥール夫人の肖像」
公的な性格、ルイ15世の知的な友、ロココ的性格が出ている。
ルーブル美術館
・ブーシェ「エウロペの略奪」
「水浴のディアナ」------ 上流階級の女性の裸体の美しさを理想を表現したかった。
・ブーシェ「オダリスク」 ----- 顔立ちが優雅
稚宴画(フェート・ギャラント)
・ヴァトー「シテール島の巡礼」 ------ 愛の諸相を次々と描いている
・ヴァトー「ピエロ(ジル) ---- 顔に憂いが感じられる
・ナティエ「ショーヌ侯爵夫人」 ------- 自由で開放的な存在として女性
・ユベール・ロベール 「廃墟となったグランド・ギャラリーの想像図」
「グランド・ギャラリーの改造計画」
ドイツロココの作品
ミュウヘン 「アマーリエンブルク」
鏡の間 キュベリエの作品 ------- 鏡により自然と人工の調和
軽やかな彫刻にロココの特徴がある
プライベートな親密さをだすため小さく作った。
宗教建築としてのロココ
ヴィース教会 バイエルン
パロック的なロココ、装飾的な彫刻にあふれて建築に従属しないで存在している。
巡礼教会として、喜び、祝福を表現している。
イタリアのロココ
グアルディ「ヴェネツィアの音楽祭」
細部描写はなくても生き生きとした躍動間が出ている。
ロココ芸術はは市民階級の芸術、新しさ、自由さを表現している。