芸術史と芸術理論-1
芸術史と芸術理論
1.芸術とは何か 〜芸術の見方・味わい方〜
シャンティイ城 (フランス)
コンディ美術館
オーマール公が修復し、収集した絵画が展示されている。
配置の変更は変えないことと遺言。 一般の美術館とは違う展示方法である。
アルテ・ピナコテーク(ドイツ・ミュヘン)
絵画 ホッサールト「ダナエ」
ギリシャ神話に出てくるダナエという娘を塔に閉じこめる。天の神ゼウスが恋をして、黄金の雨となって娘に入り込む絵。
背景、知識がわからないと理解できない例。芸術史と芸術理論
・ボルゲーゼ美術館(イタリア・ローマ)
ティツィアーノ「聖愛と俗愛」
裸婦のほうが神聖なる愛を表す。
覆われていないほうが真理を表すということがヨーロッパの伝統の知識
絵画の本質がよくわかる。
1,ギリシャ時代の遺跡
●アファイア神殿(ギリシャ・エキナ島)
ゼウスの娘が言い寄る男から逃れて到達した神殿。ドーリス式神殿。
すべて柱は内側に傾斜している。
ここのあった彫刻類が収蔵されているのがドイツのミュウヘンにある
「グリュプトテーク」
アファイア神殿の西破風彫刻 2500年前
建築の構造の中に置かれている彫刻 三角形の中に納められている。
アルファイア神殿の東破風彫刻 「倒れる兵士」 当時は色彩が付いていた。
現代は色彩がないものがすばらしいと見ている。
●パルテノン神殿(ギリシャ・アテネ)
当時は色彩がつけられている。直線がひとつもない。 床も曲面としている。
曲線のほうが直線に見える、美的にこだわった建築物。
フリーズ彫刻 政治的意味が隠されている。テリシズスの政治思想が
描かれている。
「古い世代から新しい民主主義の統治に平和のうちに移行するということを
表している。政治願望を表している。」という学説を日本人の学者が
論じている。
●エレクテイオン(ギリシャ・アテネ)
本物は博物館に、目鼻立ちがかけている。大気汚染のせい。
大英博物館のものははっきりと残っている。
●「ベルヴェデーレのアポロン」(ヴァチカン美術館 中庭)
古代ギリシャ彫刻の美の典型を表した有名な彫刻
●「ラオコーン」(ヴァチカン美術館)
ヘレニズム時代の代表作。
ルネッサンスの彫刻に影響を与えた。
●「メディチのヴィーナス」(フィレンツィ ウフィツィ美術館)
ミロのヴィーナス像が発見されるまでの18世紀までは特に名声が高かった彫刻
●アクロポリス美術館 ギリシャ・アテネ)の名品
アクロポリス美術館 ギリシャ・アテネ)の名品
作品名 「ペプロスのコレー」 クリティオスの少年 金髪の青年 沈思のアテナ
魅力 微笑みの魅力 クラッシックの厳格様式 発掘当時は ペルシャ戦争を
静かで優美な姿 髪は金色 悼む姿
●ギリシャ国立考古学博物館の名品
芸術作品の正しい見方。
芸術作品が持っている深い意味を知ることが重要である。
芸術作品に込められている深い意味について、芸術作品が
表している世界の奥深さを知り感動することが重要である。