放送大学 舞台芸術への招待 第15回 世界の古典演劇 -ギリシア悲劇とアリストテレス --

15.世界の古典演劇  ギリシア悲劇アリストテレス 
 アリストテレスのミーメーシス(世界の表現)

   世界の本質を強化的に再現し、再生すること。 世界表現
おそれと哀れみを表すものが優れている。そしてカタルシス(浄化)をなす。
   ある過失により陥る。
ほかの演劇的普遍性として
   ペリペティア(逆転・どんでん返し)
アナグノーリシス (発見認知)
  を含むものが優れた演劇であるという概念。
   芸術作品は哲学的なものである。
    すぐれた芸術作品は普遍的なものである。
    人は悲劇を経験することによって、世界を経験し、一つの解放を
   経験する。
  ギリシャ古代演劇との関わり
   ギリシャ ロケビデオより 「デルフォイ
     アポロ神殿は神の宣託を聴く神聖な場所。 
アポロ神のお告げの言葉を神官が象徴的な詩にして市民に伝える。
    オイディプス王
    古代劇場 市民の集会場、民主主義の政治の場であった。
    エピダウロス古代大劇場 
医療行為の一環としての演劇が行われた。
  芸術が何かに役立つとしいことは近代以前は常識であった。
  本来のあり方であった。社会的存在としての芸術であった。
   音響効果がすばらしい劇場。
   現代的な演出の演劇が通用するすばらしい劇場。

 ディオニュソス劇場 アテネ
   15,000人の収容人員 古代アテナイ市民(成人男子)ほとんどが集合した。
  市民としての義務。 あまりの恐ろしさに子供が生まれた事件もあった。
   
 アリストテレス  現実から普遍的な真実を取り出して表現する。
     古代ギリシャだけではなくより広い世界に普遍的に伝えること。
  
  生の舞台に足を運び鑑賞することを推薦する。 以上で完了。