放送大学 「舞台芸術への招待」第11回

11.日本の伝統演劇
人形浄瑠璃==文楽 ではない 浄瑠璃は、語り物、人形とセットで演劇になる。


人形と浄瑠璃は非対称、浄瑠璃が先で、人形が跡。
浄瑠璃は独立して存在。
浄瑠璃は、平曲が基になっている。
音だけで成立つ。 義太夫と言われている。
『菅原伝授手習鏡』 寺子屋の段 聴く。
歌詞 図2





観客の想像力と一体となっている。。
叙事詩との対比。


叙事詩の例

平家物語は、三人称の記述と、人物の直接話法が複合し柔軟に実現している。
寺子屋の文

地と詞、主語持たない文章構造が原因。
義太夫節を構成する語りの諸要素。図6



義太夫浄瑠璃は、日本の叙事詩語りの完成形として、客観と主観の複雑な
構造により成り立っている。
鑑賞 寺子屋の段


人形は、口を利かない存在だから、叙事詩と俳優の組み合わせでは
実現しないぎりぎりに演劇を成立させる事が出来た